9月15日(土)~17日(月・祝)、梅田のHEP HALLで、性にまつわる暮らしや生き方をあつかった映画の上映イベント「関西クィア映画祭2012」が催された。
会場は毎年恒例のHEP HALL。梅田のど真ん中だ |
「関西クィア映画祭」は、2005年7月に始まり、今年で7回目となる映画イベント。トランスジェンダーやバイセクシャル、インターセックスなどセクシュアルマイノリティを扱った映画を毎年上映している。
もともと東京には「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」があったが、「関西にもこういった文化を紹介できる場が欲しかった」(主催者)ことからスタートしたという。「クィア」とは、性に関して「普通ではない」と考えられている人々への蔑称だったが、あえて冠することで、「ひとりひとりが自分の性や生き方を選び決めていこう、規範の押し付けに反対しよう」というメッセージを込めた。
主催者は「それぞれの地域にあった“性”の文化がある。関西では、このクィア映画祭があるが、それ以外の地域でも、それぞれの文化にあった映画を紹介しているイベントがたくさんある」と話す。
「こういった話題にもともと興味がある方や当事者の方だけでなく、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。それぞれが“性”やマイノリティの人たちに対して、何かを考えるきっかけになれば」と期待を込める。
映画の上映を待つ観客 |
毎年会場となっているHEP HALLには、老若男女様々な観客が来場。会場で性を扱った映画を鑑賞した。
上映されたのは、ドラマ映画やドキュメンタリー、ミュージカルなど様々なジャンルの作品14本。
公式ガイド本や様々なグッズを販売するブースも |
「関西クィア映画祭2012」は引き続き、10月12日(金)~14日(日)に京都大学西部講堂での開催を予定している。17作品を上映予定だという。
詳しくはキネプレ記事で。
■サイト
「性の多様さ訴えたい」大阪・京都で「関西クィア映画祭」 【キネプレ記事】
http://www.cinepre.biz/?p=1790