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弁士と楽団の臨場感 羽曳野でサイレント映画の催し

『弁士と楽団が奏でる無声映画の世界 in LICはびきの』が9月22日(土)、大阪・羽曳野市で開催される。

「キネプレを見た!」割引キャンペーンを実施中。詳しくは後で。


大阪・羽曳野で無声映画が上映される

無声映画とは、1930年前後までの映画の主流だったスタイル。「サイレント映画」とも呼ばれる。音響やセリフが収録されていないため、活動弁士による解説と演技、楽団の生演奏が付属しているのが特徴。今回のイベントでも、専門の弁士と楽団ならではの臨場感が楽しめる。

企画したのは、大阪出身の映像ディレクター岡田有甲さん。初めて無声映画を体験したとき、その虜となったという岡田さんが、昨年秋に第1回を開催した。無声映画上映は大阪では珍しく、第1回イベントには年配の方を含め多くの人が来場。「良かった、また来年もぜひ」という声を多くいただいたという。「無声映画は、老若男女みんなが楽しめるもの。いまだからこそ新鮮に感じられると思います。ぜひ気軽に楽しんでほしい」と呼びかけている。


「この機会に無声映画を堪能してほしい」と話す岡田さん

上映されるのは、喜劇王チャップリンの『チャップリンの番頭』(22分、1916年)、監督・出演不明のコメディ『ドタバタ撮影所』(11分)、片岡千恵蔵さんと今年亡くなられた山田五十鈴さん出演の『番場の忠太郎 瞼の母』(65分、1931年)の3作品。合間には、夏に子どもたちが制作し、監督・撮影・出演までこなした短編映画『ふしぎの木』も上映される。
当日の演者は、女性活動弁士の第一人者・澤登翠さん。これまでに500本以上の無声映画の活弁をつとめ、文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。落語家の立川談志さんも師事したという。また、無声映画の生演奏を専門に活動する合奏団「カラード・モノトーン」が、澤登さんの活弁に華を添える。


『チャップリンの番頭』

『ドタバタ撮影所』

『番場の忠太郎 瞼の母』

無声映画の世界を描いた『アーティスト』がアカデミー賞を受賞したり、『ヒューゴの不思議な発明』で『月世界旅行』のジョルジュ・メリエス監督が描かれたりと、サイレント映画に注目が集まった本年。サイレント映画時代から活躍した大女優・山田五十鈴さんが亡くなられたことも、不思議な縁を感じさせる。いま注目が集まるサイレント映画を、ぜひこの機会に味わってみては。


同イベントは「キネプレを見た!」キャンペーンを実施。
当日会場で「キネプレを見た」と話すと、当日券(2,500円)が特別料金2,000円で購入できる。

■イベント予告編

■実施日時
9月22日(土)
13:30開場 14:00開演

■料金
前売2,000円、当日2,500円
(「キネプレを見た」で2,000円に)

■場所
LICはびきの
(大阪府羽曳野市軽里1-1-1、TEL 072-950-5500)

■サイト
「弁士と楽団が奏でる無声映画の世界 in LICはびきの」
http://www.matsudafilm.com/monthly/habikino1209.html
facebookイベントページ
http://www.facebook.com/events/287186384718638/
LICはびきの
http://www.city.habikino.osaka.jp/lic/